← ご存じでしょうか? 「蓼食う虫も好き好き」の「たで」です。
鮎釣りに行った家人が岸辺に生えるこの草を摘んできて、すり鉢ですり味を付け、それで塩焼きにした鮎を食します。
あんな苦い葉のどこがいいのか、と私など思うのですが、通にはたまらないようですし、ご覧の通り、この葉っぱが大好きな虫の食い散らかした痕はがそこかしこに見られます。
私は、たでよりも午後の日差しを受けて影を落としているこんな景色が好き。眺めていると、ちょっと幸せな気分になります。
ゆく夏をちょっと惜しむ気持に浸っていたいこの季節に、去年に引き続いてまたまたおもしろくもない三文芝居を見せつけられるというのは、かなり苦痛です。
ほとんどテレビを見ない私でもニュースは時々覗くのですが、どうせ金太郎飴の如く、どこのチャンネルでも自民党の総裁候補擁立芝居のレポート垂れ流しだろう、と思うと、ますますテレビから遠ざかります。
野党をナチ党呼ばわりした、と麻生氏のことを報じたBBCは、この方に求められているは、ズケズケなものいいで日本の存在感を増すことだ、みたいに伝えています。
(直訳すれば、「(控え目に言うべき時に)遠慮なく(ずけずけと)言う保守、アソウ氏は、日本が世界の舞台でより重要な役割を果たすことを求めてきた」ということですが、彼のこうした姿勢を評価する日本会議派の人たちが前々から支持をしてきたのも事実。
今、麻生支持派は、リベラルとは逆の方向でフラストレーションが高じているのでしょう)。
なるほど。ちやほやされてお山の大将で育ったこの人は、周囲に対する鋭い観察も深い洞察も縁がないようです。
大声で吠えて他国を恫喝したり、口を曲げながら他者を冷笑・嘲笑したりして溜飲を下げさせるリーダーなんて要らない、と思います。
そうそう、BBCは麻生氏について、「マンガ愛好家で知られるカリスマ的人物だ」と伝えながら「だが、思慮のない言動をしがちで過去において数多くの保守派発言のため謝罪を余儀なくされてきた」という評も忘れていません。
思慮のない言動で世界を渡ってもらったら、ほんとうに私たちが困ることに。
同じく思慮のないブッシュ・ジュニアは、アフガン・イラク戦争等を見れば分かるように世界をメチャクチャにしてくれました。
アソウ・ボーゲン閣下は、私たちの国をさらにメチャクチャにしてくれそうです。
私の友人がかつてリトアニアを旅したとき、風貌から日本人と判断したのでしょうね、見ず知らずの現地の人が、大きな腕を広げて抱きしめてきたそうです。
もちろん、彼女は何ごとかとびっくりしたわけですが、それが戦後何十年と経っていたにもかかわらず、杉原千畝さんの記憶が今でもしっかりと残っていたためだと分かってうれしかった、といいます。
杉原千畝さんのことは、国際社会での私たちの国の存在感を考えるとき、大きなヒントにもなりますね。
麻生流の思慮のないズケズケな物言いからは生まれないことは確かです。
*追記;
あれあれ、朝日さん、ヨイショはたいがいにしてほしい。



