前回の続き、国境なき記者団の『ブロガーとサイバー反体制派のためのハンドブック』第2弾です。

 もし当局が、合法的あるいは非合法的手段(贈賄など)で、プロキシのサーバー管理者に記録をとらせて誰がどのサイトで使っているか分かればどんなことになるか、想像に難くありません。

  さて、PROXYとは「代理」の意味で、内部ネットワークや外部ネットワークに接続する際の代理接続として仲介する役割をし、有効活用している例では学校や会社などのネットワーク構築が挙げられます。

 そこで次は、さらに匿名性を高めるためのプロキシ利用法が出てきます。

4.circumventor を、インターネット検閲がなさそうな国の友人にインストールしてもらい、その友人のPCをプロキシサーバーとして使う。

 プロキシにはISP(インターネットサービスプロバイダ)の提供するものや大学に置かれているものがあるが、サーバー管理者の設定ミスで外部からも使用 できるようになってしまったものがよくある。サーバー管理者は、誰か外部のものがそのプロキシを使っていることを知らないかもしれないし、またそのプロキ シを利用している本人も、サーバー管理者が誰であるかも知らない。

 もし当局が、合法的あるいは非合法的手段(贈賄など)で、プロキシのサーバー管理者に記録をとらせて誰がどのサイトで使っているか分かればどんなことになるか、想像に難くない。

 そこで、自分の国に比べて検閲の少ない国に住む友人を頼り、その友人のシステムにcircumventor をセットアップしてもらう。これは、自分のPCをプロキシとして使うためにセットアップするプロキシサーバーの1つ。

 circumventor を Peacefire.org. からダウンロードして自分の windwsシステムにインストールする。ただしこれがなかなか大変。

 この前に、ActivePerl をインストール必要があり、その次には OpenSA をインストールして、それからやっと circumventor をインストールする。

 プロキシ利用者は、自分のシステムに何らの変更を加えることなこのプロキシを使える。

 ただし、このプロキシがいつでもどこでも利用できるためには、サーバーとなったPCは常にネットに接続しておく必要がある

 さらにはもっと大きな問題がある。
 サーバーとなったPCが再起動するたびに、プロバイダは新たなIPアドレスをそのマシーンに割り当ててくるため、それまでのIPアドレスではプロキシは機能しなくなる、ということだ。

 サーバーとなったPCのシステム管理者となる友人は再度利用者にコンタクトを取ってcircumventorが割り当てた新しいIPアドレスを教えなければならない。

 これはコンタクトの手段によっては費用もかかり、おまけに手間暇もかかるので挫折の元となる。

 一方、ひとつのIPアドレスを長く使いすぎると、プロバイダは政府の圧力に屈してそのIPアドレスをブロックし始めるかもしれないという心配も生じてくる。

 ということで、この4番目の方策も万全ではありません。

 5番目、6番目の方策もありますから、それを次回見ていきます。
 なお、プロキシサーバーについては、ここのページが分かりやすいです。