日本の民主主義成熟度テスト、みなさんの採点結果はいかがでしたか?

 私は今朝、60問まとめてやってみました。そのとき、分かりにくい表現を手直ししたところが少しありますが、設問の趣旨は分かっていただけたのでは、と勝手に思っています。ちょっと冷や汗ものですね。訳がまずくて申しわけありません。m(_ _)m

 もともと、民主主義の成熟度を数値を使って表す方法については、専門家の間でも意見の一致をみていないようです。

  また米国政府内でも、なにをもって民主主義とするか、合意はできていないといわれています。それでも大統領は、「民主化」を大義名分にして、イラクで軍事 力を行使してきたわけです。米国の民主主義推進外交は、体制転換をして自国に都合の良い政権をつくるだけではないか、と憤ってみると、イラクだけではな く、私たちの国でもそうだったことを思い出します。

 今回のテストの設問項目にも見られたように、政権交代が民主主義政治には大切であるにもかかわらず、戦後の日本は事実上自民党などの保守政権独裁でしたし、それを後押ししたのは、ほかでもない米国でした。

というわけで、民主主義自体はっきりと定義されているわけではありませんが、エコノミスト・インテリジェント・ユニットEIU(『エコノミスト』の付属シンクタンク)では、最低限、以下のような点で大方の賛意は得られるだろう、と言ってます。

 つまり、民主主義の基本特性には、 多数決原理と統治される側の同意、自由で公平な選挙、少数派の保護と基本的人権の尊重等にもとづく政治が含まれる。

 さらに、法の前での平等、しかるべきプロセス、政治的多元主義が民主主義の前提であるとも説明しています。

 さて5回にわたってエントリーした日本の民主主義の成熟度テストですが、5つの大きな項目それぞれの設問数に違いがあります。けれど、EIUの各国別得点の数値を見ると、各項目は10点満点で統一されているようです。

 そこで私は、5つの項目ごとに10点満点で換算してみました(統計のことはよく分かりませんので、こうした処理が可能かどうか、どなたか教えていただけたらありがたいです)。

Ⅰ.選挙プロセスと社会的多元主義の実現(ひとつの共同体の中に、民族・文化・宗教の異なる集団が存在している状態) :  6.5/12 → 約5.42/10
Ⅱ.政府機能 :  4/14 → 約2.86/10
Ⅲ.政治参加 : 3/9 → 約3.33/10
Ⅳ.政治文化 : 5/8 → 6.25/10
Ⅴ.市民の自由 : 7.5/17 → 約4.41/10

 ということで、(5.42+2.86+3.33+6.25+4.41)÷5=22.27=4.454

 で、得点4.54。世界第107位になりました。(>_<)

 ちなみにシンガポールが84位、レバノンが85位、ロシアが102位。その後にはマラウィ、グルジア、カンボジア、エチオピアと続いて日本が来ます。

 EIUは民主主義成熟度によって世界の国々を、民主主義が発達した国、不完全な民主主義国、ハイブリッド体制、独裁体制の4種に分けています。
 
 ランキングでいうと、1~27位までが民主主義が発達した国、29~81位が不完全な民主主義国、83~112位がハイブリッド体制、113~167位は独裁体制です。

 107位は、民主主義と独裁の混合、すなわちハイブリッド体制。なるほど、とも思えますが……。
 最下位の167位は北朝鮮です。

 107位はちょっとショックだったので、明日、頭を冷やして再度採点してみます。