「省」昇格法が12月に国会を通過して、防衛省が誕生。
これに先立ち、7日、久間長官は、「わが国を取り巻く安全保障環境の変化を受け、国防任務や国際平和協力活動など、防衛庁、自衛隊の活動に対し国民の信頼が寄せられたものだ。より精強な自衛隊となることが重要だ」と強調したそうだ。
「省昇格に伴い、法案提出や予算要求の権限を持つことになる。さらに、国連平和維持活動(PKO)など自衛隊の海外活動は、国会の承認が必要な「付随的任務」から「本来任務」に格上げされる」とニュースにありますから、自衛隊の海外活動には、これからは国会の承認が必要ないことになるわけですね。
「国民の信頼が寄せられた」といっても、国民の多くは単に名称の変更ぐらいにしか認識していないのではないでしょうか。
政府の説明はほとんどありませんでしたから、省に昇格したらどういうことになるか具体的なことは知らされず、いつのまにかできてしまったと受けとめられています。
そして7日、首相は北大西洋理事会(North Atlantic Council)に出席のため出発。
これはNATO北大西洋条約機構の最高意思決定機関です。
シンゾーは、NATOになんの用がある? とでも詠みたいところ。
首相の訪問目的は、「より積極的な対欧州外交政策」を展開する意向を表明し、英国、フランス、ドイツなどの欧州諸国を訪問する予定とのこと。
NATOには、「地球規模の軍事同盟」になるべきか、「米国および欧州諸国のみによって結成された軍事同盟」であるべきか、という問題があるらしい。
昨年11月には日本、オーストラリア、ニュージーランド、韓国との軍事的パートナーシップの形成が提唱され、米国は日本、韓国、オーストラリアを含む5か 国を新たな協力国グループ「グローバル・パートナー」として組織するという提案を行い、フランスなど複数の加盟国からの反対により退けられた、という話が あります。
それにしても、「地球規模の軍事同盟」とは、何に対する軍事同盟なのでしょう。SFではあるまいし、地球外生物の来襲に備えるわけではありませんよね。
いうことをきかない国やグループににらみを利かして、いざとなったら、ちょうどイラクのように、軍事行動でいうことをきかせるぞ、ということなんでしょうか。いや、イラクは一応いうことをきいたのではなかったかな?
