報道によると、昨日24日の夜、アベ総理が週刊朝日の記事にカンカンだとか。

「私や私の秘書が犯人や暴力団と関係があるのであれば、直ちに首相も衆院議員も辞める考えだ」と述べ、強い憤りを示した。さらに「いくらなんでもだまっているわけにはいかない」と、法的措置を取る意向を明らかにした。

 というのですから、穏やかではありません。

 ネット上では疑惑のかたまり、闇の勢力との怪しい関係をいろいろ指摘されているアベ氏ですから、好奇心も手伝い、先週に引き続き、生まれて3度目か4度目の週刊誌購入。

 で、買ってみると、なぜそんなに怒るの? わけ分かりません、という感じでした。アベさんって、クリーンが売りだったの? という疑問も含めて。

(追記: asahi.comには、見出しに激怒したとありますね。でも、秘書がトラブルに巻き込まれて、その相手が水心会だったのであれば、関係ないことはない。しかもそのトラブルは
競艇の場外舟券売り場の利権をめぐって秘書が口利きをしたことから生じたようですし)。

 アベ氏と長崎事件の接点については、「反戦な家づくり」さんや気まぐれな日々さんがすでに記事にされています。

  秘書のトラブルをめぐっては週刊ポストが4月13日号で報じているわけですが、そのトラブルと1月に警視庁に逮捕された、長崎市長銃撃事件の実行犯城尾が 属していた組織、水心会の幹部(37歳)とのつながりを週刊朝日は疑っているのです。結局、真相は今のところ分からないようです。

 秘書のトラブルについての捜査を安部首相側から依頼したことは安部事務所も否定したことは書かれているし、何をそんなに怒ることがあるのかしらん。

 アベ氏の暴力団との関わりについては、2000年6月から8月にかけて5回も下関市内の自宅と事務所に火焔瓶が投げ込まれたり、乗用車が燃やされたりした事件がありました。

 犯行後逮捕されたのは工藤会系高野組組長ら6人ということで、なんでもアベ氏の推す市長候補を勝たせるために暴力団関係者が対立候補の誹謗中傷ビラをまき、この時アベ氏秘書が300万をこの男に工面したとか。
 さらにこの男の要求にアベ氏が応じなかったために、火焔瓶攻撃に至ったということですが、何もないのに300万を融通するものでしょうか?

私や私の秘書が犯人や暴力団と関係があるのであれば、直ちに首相も衆院議員も辞める考えだ」というのであれば、とっくの昔に辞職していてもおかしくはないのに。

「法的措置」といえば、2006年に週刊現代が特集した記事のことで、講談社の野間佐和子代表宛に「通告書」を送りつけていることを思い出します。

  アベ氏は、北朝鮮強硬派で知られる裏側で、03年夏ごろからポスト小泉を狙うには北朝鮮問題で実績を上げるしかないとして、密かに自分の手柄にす べく2元外交を展開。しかも、その内容は「8名の拉致被害者家族」さえ帰れば、後の被害者のことは問わない、核開発もご自由に、さらに約60億円を支払う という、まさに媚びを売る交渉内容だった、という例の記事です。

 これ以前には、雑誌『選択』の6つの記事に対して名誉棄損で訴えるという「執拗な訴訟攻勢」もありました。(この問題記事が掲載されたときの編集長が、確かその後選択出版を退社してファクタ出版を設立した阿倍重夫氏です)。
 
 昨年7月号の同誌には、嘆きとも怒りともとれるような現編集者の声が載っています。

 この裁判の過程で強く感じたことは、安倍氏側のメディアに対する挑戦的、高圧的な姿勢です。全国紙での謝罪を本気でやらせようというのですから尋常ではありません。最近の安倍氏関連記事に対する抗議文も「まだ懲りないのか」といわんばかりの脅迫まがいです。

(以下省略)

 「まだ懲りないのか」といわんばかりの脅迫まがい、というのが安部事務所の持つ体質かもしれませんね。

 そういえば、FACTA創刊号の記事について弁護士に抗議書を送らせたのも、当時の内閣官房長官・安部晋三氏でした。

抗議書

当職は内閣官房長官・安倍晋三(以下通知人という)の代理人として、貴社に対し、以下のとおり、貴社発行にかかる「FACTA」創刊号(平成18年5月号、以下本件雑誌という)における不当な報道について抗議します。

本件雑誌において、「蓋された安倍晋三の実像」と題する記事(76頁)その他において、通知人に関する報道をしておりますが、種々の事実関係の摘示に誤りがあり、公正妥当な報道とは到底認められません。


(以下省略)
 
 FACTAは年間購読契約が必要ですし、格別経済に関心があるわけでもないフツーの主婦にはちょっと荷の重い購読料のために読んでいませんから、果たしてどんなアベ晋三像が描かれていたのか知りません。
 ただ分かることは、こうやってメディアに圧力をかけ続ける人物だ、ということだけは確か、ということです。

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