辺野古への自衛艦の派遣も、やっと数日前から新聞に載るようになりましたね。
「海自の必要性にも疑問」という見出しが見られるように、結構批判的な記事を書いてくれています。 

 自公の支援で知事になった仲井真氏でさえ、現況調査を容認しながらも「荒っぽい」という言葉で本音をにじませていました。
 アベ首相から防衛省の事務次官に調査を急ぐように指示があったそうですが。

 またしても、米国の意向を汲んだアベ氏の意思ですか。

 なんと荒っぽいこと!

 いつもこれなんですよね、アベ氏は。
 荒っぽいのです。

 荒技や禁じ手を使って平然としていられるのは、後ろめたさのかけらもないということなのか、と理解に苦しみますが、ほんとうに分かっていないのかもしれません。
 おじいちゃん、岸信介の懐の中で、純粋培養されたせいかしら?
 
 最新ファッションを身にまとわせて目をくらませた復古主義が、この人の持ち味。
 復古といっても、つい60年と少し前の‘古’ですが。

 理念と呼べるものも持たず、器でもないこの人が、圧倒的な支持で自民党総裁から総理になってしまったことが、今だに解せませんね。
 渡部昇一あたりは、それ以前から次期総理の器だと懸命にほめそやしていたけれども。

 拉致問題で人気が出た、と言われますが、官房長官に抜擢し、2002年の小泉訪朝に同行して自己アピールを続けたあの筋書きは誰が書いたのかなあ? と思うことがあります。

 北朝鮮に毅然とした態度をとる、とれる政治家として拍手を浴びてそのまま行政のトップになった、という印象ですが、人気の根拠があまりに単純明快すぎること自体、なんだかおかしい。

 18日、4月末で米国家安全保障会議の日本・朝鮮部長を辞任したビクター・チャ氏が、毎日新聞との会見で、日本に「拉致置き去り」の懸念が広まっているのは誤解だと指摘したそうです。

 3月の米朝国交正常化作業部会で拉致問題は解決済みだとする北朝鮮に対して、「一方の日本が未解決と言っているのだから、解決はしていない」「こうした人権問題が解決しなければ、米国との関係正常化はない」とヒル国務次官補やチャ氏が反論したとか。

 あれっ、アベ総理に助っ人発言? と思ったら、結論はそうでもありませんでした。

 チェイニー副大統領やネグロポンテ国務副長官は訪日の際に「具体的に何をすべきか」と日本側に聞き続けたが、「明確な返答は得ていない」ともいいます。

 さらにチャ前部長は

日本が何をしたいのか明確になれば、北朝鮮に要求することができる」

 と語ったとか。

 いったい、日本の外交はどうなっているのでしょうか?

 やはり、巷でささやかれているように、拉致問題で弾みをつけたアベ首相は、死ぬまでこれを解決したくない、と考えているのでしょうか?

 もともと戦前回帰という目的を一にした首相と首相を支える勢力は、手段を選ばずですね。
 支える力が緩まないように、支えられる方はますます強硬な言動に出るかと思えば、支える方はそれに乗っかり、どんどん長年抱いてきた意図を実現しようとする。

 双方は呼応し合って、いよいよ突っ走る、という図式ができあがってしまったみたいです。
 他を顧みることなく、自分たちの論理のみに従い、今のうちに、それ、やってしまえ、というところがそらおそろしい。 

 自分たちの思い通りに事を運ばせて、結果が出れば柔軟な姿勢を見せます。
 でも、これはあくまでも自分たちが優位に立っているとき。

 思うようにならなければ、たちまち牙をむいてきます。なにかそんなところが、とても幼いんですよね。

 なんとも無邪気に権力を行使する内閣です。

 
 
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