忙しさに新聞もゆっくり読めないこの頃、ふと目にしたテレビで御手洗経団連会長が画面に映っていました。何事か、と思ったら、「サマータイムを導入してくれ」と言っていたようです。

 昨日21日の、経団連「自民党と政策を語る会」での発言で、中川自民党幹事長が前向きな考えを示したとか。

 暑い季節に1時間早く仕事が始まるのはいいことだじゃない? などとは近頃素直に考えられなくなりました。おまけに、御手洗氏のこと、今度は何のたくらみか? と疑念が生じるのは当然の話。

 政治不信に加えて、この頃は御手洗不信、財界不信です。

 (canonの不買運動でもしたい! と最近よく思います)。

 1時間仕事開始が早くなったところで、日本人が1時間早く仕事を切り上げることは考えられません。
 サマータイムは、きっとさらなる加重労働を生むことになるのでは、と会社組織と縁の薄い私でさえ、考えてしまいます。

 冬に1時間始業を遅らせばいいのでは? 等という声も聞こえてきましたが、そんなことはしないでしょう。 
 たとえばサマータイムを3月の最終日曜から10月の最終日曜まで7ヶ月間実施しているフランスでは、サマータイムが始まれば、1時間時刻が早まるだけ。
 冬時間なんてありません。 
 
 夏時間を頭の中でシミュレーションをしてみると、遅寝早起きで、
 春は、「春眠暁を覚えず」の貴重な時間を奪われる。
 夏は、蒸し暑い夏の夜に寝不足のまま出勤。それを嫌ってクーラーを使えば、それだけ電力を消費。下手をすれば、風邪をひく、等々。 

 現在の8時がサマータイムでは9時になって、この時間が始業時間になったとしても、日本のサラリーマンの働きぶりを見れば、就業時間の5時、つまり現在の4時に仕事から解放されるとは、とても考えられません。

 次から次へと、ほんとに色々おねだりする御仁だ! とは御手洗氏のこと。

 以前から、ここでも、こっちでも取り上げている“財界の良心”品川正治さんは、月刊現代4月号で、

「企業が国家による思想統制の片棒まで担ごうとしている。戦前、戦中の総動員体制を連想させられてしまいます。この国にはもう、真っ当な思慮深い財界人というのはいないのですか」
 
 と尋ねるジャーナリスト斎藤貴男さんに、次のように答えていました。

「市 場至上主義というのが影響しているんだと思います。エクセレント・カンパニーのエグゼクティブなトップが株価だけを見ているなんていうのは、以前ならあり 得なかった、まず社員を考え、得意先を考え、銀行のことを考え、『ああ、あの人の言うことなら』と思わせるのが日本の経営者だった。今は市場に振り回され て、もっとリストラ、もっとリストラだと。そう言い続ける方が市場で評価されると思い込んでね」。

「思いこみ」ですか!?
 政治も経済も軍事も米国が私たちの救世主だ、日本の庇護者だ、と思い込んでるのでしょうか。
 
 いかにも、といった悪人面の政治家諸氏に対して、一見したところ、善人面の御手洗氏。
 素直に思い込んでいるせいなのかもしれません。

 これはアベ晋三氏も同じ。
 今日も、何かの操り人形みたいに、ぱくぱく喋っていました。
 
  
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