朝刊を開けば、「首相の執念」「安部主導」の見出しが躍る。

 アベ・カラーをはっきり出すために、つぎつぎに法案を強行採決し、それでも足りなくて国会を12日間延長する放心方針を政府・与党が堅持しているらしい。

 ひどいものです。

 NHKの朝のニュースでは、You Tubeが、日本語版サイトを作るとの同時に「フィンガープリント」とか呼ぶ著作権法の問題を識別する技術を開発する、という話し。

 衆院本会議では、NHK経営委員に富士フイルムの古森氏らの起用が決まる。

 これは、放送法第16条違反の恐れが濃厚。 

 なぜこれが問題にならないのでしょうか?
 これから、NHK内の富士フイルムに関わる放送用機器はすべて廃棄処分でもするのかしら?

 著作権法違反をあれだけしつこく主張して規制しようとするくせに、自分たちの違反には目をつぶり、採決マシーン化した非良識の府の住人、与党の国会議員たちは何も疑問を持たないのかしら?

 9.11選挙で異議を唱えたものに対する仕打ちを見せつけられているから、何も言えないのかしら?
 だとしたら、これはもう「選良」とはいえない。
 
 数を頼みの暴力集団ですよ。

 誰に対する暴力か? って、決まっているでしょ、国民への暴力です。

 教育3法は昨日参院文教科学委員会の数のごり押し採決で通過して、今日の本会議で成立予定とか。

 これについて、梶田副会長は、

「(改正教育基本法を含めて)土台ができ、中身を入れるのはこれからだ。太陽がさんさんと輝く中身の詰め方をしてもらわないといけない」

 と、よく分からないコメントをしていました。

「太陽がさんさんと輝く中身の詰め方」って、何でしょう?

 梶田副会長とは、中央教育審議会副会長の梶田叡一・兵庫教育大学長のことでしょう。
 兵庫教育大のHPには、いろいろ書いてありますが、どんな方かまったく知りません。
 
 これでいったい何を言いたかったのでしょうか?

「美しい国」などという言い方しかできない人に対しては、「太陽がさんさんと輝く中身」という言い方しかできなかったのでしょうか?

 中身のない美しい言葉

 これからの世の中は、意見を言おうと思えば、この修辞法を体得する必要があるかな? 
 アベ式修辞法
 
 それとも近い将来、ナチス支配下のドイツがそうだったように、「白紙のビラ」かな?
 いかようにも、お好きなようにおとり下さい、と暗に示して。
 戦時修辞法、もしくは大政翼賛修辞法。 

 試しに梶田氏の学長としての言葉を読んでみますと、
 
<確 かな学力>の形成とは、その人の内面世界に即した学習がなされ、その人の 内面世界そのものが変容し、その人の内面世界の深いところに根差した形で知識や技能その他の諸能力が育っていき、そうした内面的な基盤が、その人の判断や 発言や行動の内的な枠組みとして育っていく、という方向のものと言ってよいであろう」

 うーん、内面世界に即した学習か……
 求道者のような言葉は、なおも続きます。

このためには、何よりもまず、教師の側に、一人ひとりの学習者の内面世界の深い洞察が求められる」
 一方、
「学習者の側に、教師の考えや周囲の意見に安易に同調するのでなく、自分が本当に納得できるかどうか、を頑固にまで考える習性が育つことである」。

 ええっ? 本当にこういう教育をしていたら、不適格教員と判定されてしまいそうな新たな立法措置ですが、教育基本法も教育3法も。
 
 ちなみに、学習者一人ひとりが己の内面世界への深い洞察へ導かれたのが、林竹二さんの授業。

 30年近く前、教育実践の“巡礼”を続けた氏の映画・講演会には私も行きましたが、今の人は知らないでしょうね。

 それにしても、幼少期から成長期に、岸信介という権力者の振るまいをつぶさに見て育ち、権力の妖怪を信奉するアベ氏は、やはり民主主義の国の指導者としてふさわしくない。

 きっと、祖父にとって都合の悪い情報は、すべて締め出して、つまりシャットアウトして育ったのでしょう。

 幼心に刻み込まれた情報から抜け出せないのではないか、とよく感じませんか?

 おじいちゃん岸信介は、アベ氏にとって“絶対善” の存在なのかもしれません。
 
 これはもう、国政を預かるリーダーとして、致命的でしょう。


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コムスン通信NO.10

 アベ氏が官房副長官時代にコムスン機関誌に登場したこの号は、HPから削除されているようですね。
 6月14・15日のエントリーに関わるので魚拓がとってあります。ご覧下さい。
(↑ こんなことできるのも、今のうちかもしれません。そのうち、著作権法違反、とかなんとか言われてしまうかも)。

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