お金をかけない選挙、公正・公平な選挙のお題目が空しくなる公職選挙法ですが、昨日のらんきーブログさんの「究極の公選法=投票させない作戦」を読んでみるみる間に頭に血が上るのが分かりました。
もうそろそろ歳なのだから気をつけよう、と自分でも思ったり、この頃怒りすぎだよ、と家人に注意されたりしてますが、心静かに一日を過そうなんて、今は夢のまた夢。
(念のためにひと言つけ加えておきますと、私の怒りの対象はあくまでも政治と政治屋です。周囲の人や可愛い猫たちには、けっして八つ当たりはしておりません)。
総務省は20日、参院選(29日投開票)で全国5万1743カ所の投票所のうち、28・7%に当たる1万4840カ所で、午後8時の投票締め切り時刻を繰り上げると発表した(中日新聞7月20日付)とか。
お金をかける選挙、不公正・不公平な選挙をモットーにする公職選挙法を楯に、市町村選挙管理委員会の裁量によって締め切り時刻を最大4時間繰り上げることができることになっているそうです。
ですからこれまでの選挙では午後8時だった締めきり時間が、今回は午後4時になる可能性もあるわけです。
有権者の投票権を奪う、もっと穏やかに言えば、有権者の投票権を侵害する? とでもいえるような状況ではないですか。
「政権を維持するためには何でもありの自民・公明」とは聞いていましたが、ここまでする?!
この投票締め切り時刻繰り上げを発表したのが選挙制度を所管する総務省。
行政組織の中では筆頭にあげられる省で、閣僚名簿の中でも総務大臣は内閣総理大臣の次に列せられるといいます。
←現在の長は菅義偉氏。
秋田県の高校を卒業後集団就職で上京。苦学して大学を卒業。現在の地位を手に入れた人のようです。
で、この方については、“強権行使もためらわない策士”のイメージが私にはあります。
アベ呆れた内閣・アブナイ内閣を陰でも表でも支える人。
もしかしたら、ある意味この内閣で唯一といってもいいほどの成功人事?
権力志向、上昇志向の格別強い人なのでしょうね。
努力家でしょうし、悪知恵もよく働くのかしら。
この投票締め切り時刻繰り上げの話しを知って真っ先に浮かんだのがこの人でした。
NHK国際放送に拉致問題を扱えと放送命令を出せば、受信料を義務づけてやる代わりに値下げしろと言い、NHKを担当する総務省放送政策課課長を交代させたかと思えば郵政公社総裁生田正治氏を解任して日本郵政社長西川善文氏を就任させたり。
放送法改悪を射程に入れて、「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」(座長:堀部政男 一橋大学名誉教授)の「中間取りまとめ」を発表させてパブリック・コメントを募集する、それも参院選直前を選んだ狡猾さもこの人の知恵なのでしょうか。
隠然として権力をふるうところが、かなり怖い。
たけきものもついには滅びぬ。ひとえに風の前の塵に同じ……
と、にわか古典愛好家になってしまいそうな心境です。




