「だまされているような気がするのではなくだまされています」といわれたのは、13日のエントリー「なにかだまされているような気がする」を読まれたluxemburgさんです。
曰く、「最近は『廃県置藩』がキーワードですね。幕府が人為的に引いた線もありますが、基本的にはそれぞれの地域の特色を生かした300の藩がありました。民主主義が遠のき中央集権が近づく道州制、絶対ダメっすよ」
とのことです。
また「(道州制は)小泉竹中のイロイロ詐欺の一環」といわれたのはコギトエルゴスムさん。
「道州制は、地方公共団体の借金の解消(ごまかし)が第一の目的だと思いますが、本当の狙いは、経済界(政財界、資産家、及び外国資本家)の要望する『税制改変』だと思います。
『州同士を競わせる』とかナントカ言って、法人税や所得税や住民税や相続税やその他の税を、州に自主的?に決めさせ、その間隙をぬって富裕層が私財を拡張させようと企んでいるのです。
あの「経済学者としては三流だがペテン師としては一流の竹中平蔵」と彼の詐欺仲間達がセコセコと案を練っているのです。
こんなペテン話に軽く乗せられちゃうんですよね、日本人って!
『道州制? いいんじゃないですか』って、深く考えずに簡単に街頭質問に答える会社員のオジサン達には、心底、むかつきます」
と怒りを抑えきれない様子です。
さて、道州制を推進する人たちの中には『道州制推進連盟』に集まる人たちがいます。
このサイトのトップページを開けると、上部にいきなり「 増え続ける国と地方の借金
」と「 一世帯当たりの借金負担額」が刻々と増えていく数値がみえて、ちょっとギョッとします。
で、読んでいきますと、道州制を推進しようという考えは新自由主義の考えと表裏一体となっていることが透けて見えます。
「今すぐ道州制にしないとどんな危険が予想されるでしょうか?」と問いかけ、
「働き手が減ったうえ、仕事が海外に逃げて食えなくなり、国や地方が財政破綻すると、倒産、失業、物価が急騰し、食糧やエネルギー資源が輸入できなくなり、最後には治安 が悪化して生命の危険にさらされると予想されます」
と自ら答えているわけですが、これは今まで何度も耳にしてきた論ですね。
「道州制の効果」についてもいろいろ述べられていますが、
1.中央官庁の解体で、政官業の癒着がなくなり、汚職や談合もなくなります。
2.小さな政府の実現で無駄をなくし、増税しないでも国の借金を急激に減らすことが可能になります。
3.地方が自立し、特色を生かして競争することにより、新しい産業が生まれ経済も元気になります。
等々、いいことずくめのように説明されています。
1.の「中央官庁の解体→政官業の癒着がなくなる」とは「官僚主導から民間主導となり、諸々の規制が緩和・撤廃され、各方面の既得権が解消されるから」だということです。
なんだかコイズミ・竹中ラインが「改革」を絶叫していたときに、耳にたこができるほど聞かされたせりふではないですか。
「道州制を突き詰めれば、国の省庁の権限削減につながる」という全国市長会会長の佐竹秋田市長が語るのはこの部分でしょうね。
2.の小さな政府論では「民間で出来ることは民間へ、地方でできることは地方へ」と、これまたお馴染みのモットー。
極めつけは、「道州制の効果」の5番目にあげられた「国民がこぞって立ち上がり、道州制・地方主権を実現すれば、創造的で生き生きとした安心できる社会を実現することができます」
というものです。
そこでは「破局・破産寸前の日本を再生し、将来税金"0"の無税国家もあながち夢ではなくなります」とまで述べられています。
ここまで言われると、いよいよ「詐欺」の趣が。
「民間にできることは民間に」の合い言葉で推し進められた福祉政策がどんな結果を招いたか、コムスンの例はまだ記憶に新しいところです。
「地方にできることは地方に」の合い言葉で各州の間に競争原理を持ち込むことでいったい何を企んでいるのでしょうか?
民間主導、民営化すべきだ、競争がすべて、競争しさえすればうまくおさまる、という信仰にも似た思いを個人が持つのは勝手ですが、それが国の政策として遂行されたらこの国はどうなってしまうのでしょうか?
民営化ユートピア、競争ユートピアでは問題は解決されません。
↑ とりあえずガスパーチョさんからお借りしました。
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