申しわけありません。まだ政治ブログを書く気になれないので、今日も亡くなった人の話を少し。

 夫は50代に入って間もなく、大学時代の仲間を3人癌で失いましたが、私の方は幸いと言うべきでしょうか、これまでに友人の死は経験していませんでした。今回の先生の死が初めてです。

 欲が無さ過ぎたねえ、もっとじたばたと生きたがっても良かったと思うのだけれど、と言う人もいました。
 
 通夜でお会いした奥さまのやつれ具合がちょっと痛々しくて。そういえば、お盆前にお会いしたときも先生は心配されていましたっけ。
  車にはねられたとき、そして闘病生活に、奥さまの気が休まるときがなかったのでは、と考えながらも、いやいや、ヤマモモ取りにご一緒したときも、それは楽 しそうだった。たしか癌の再発前のその時期、ご夫婦で、ご家族で、きっと楽しい思い出をたくさんつくられたに違いないと、帰り道つらつらと考えます。

 大阪のご出身でしたからお好み焼きを作るのが上手で、学生時代は仙台の街をお好み焼きの屋台を引いては生活費稼ぎをしていたのが自慢? でした。
 もちろん私たちは、今度お好み焼きをするぞー、と言われると喜々としていつもの赤提灯に直行したものです。その日ばかりはカウンターの中に入った先生がマスターです。私はアルコール類は体が受け付けないので、もっぱらお好み焼きとお茶でしたが。

 そしてお正月には干しエビの入った塩味のお餅を作られるのですが、それがまた美味しいのです。

 うーん、やっぱり料理は人の気持ちを和ませます。
 通夜帰り、いつもの赤提灯で弔い酒を交わしながら、またお好み焼きが食べたい、いや、餅の方だ、餅が食べたいと、みなさん勝手なことを言ってます。

 やせこけて、ほんとに亡骸(なきがら)になってしまった先生の姿に衝撃を受けながら、なんだか魂だけは抜け殻になった身体を離れてみんなを観ているのではないか、そんな気がしてきました。