昨日の夕食時、聞き覚えのある言い草にテレビを見ると、コイズミ氏の姿が。

 1年で老けたものですね。
 不等辺の六角形の顔はますます尖り、目はいよいよ細く、全体としては輝きを失っていました。
 が、舌は滑らかさを増し、“老獪”政治屋の面目躍如。
 NHKがこの時間にこんな放送を流すのには、どんな意図があるのかな? と、つい勘ぐりたくなります。

「民主党の小沢代表や鳩山幹事長らは、かつて自民党に所属してい た。民主党は、自民党と似たような政策でありながら、野党だからという理由で反対しているものもある」
 
「民主党は選挙では対立政党であっ ても、政策論争では協力政党」

「人生には、上り坂も下り坂もあるが、もう1つあるのは『ま さか』という坂だ。安倍前総理大臣が、『まさか』あのような形で退陣するとは思わなかった」。

 と、言いたい放題です。

 アベ退陣をまさかと思ったと、まるで他人事のように責任を放棄していますが、他でもない、あなた自身が強力に推したればこそ総理の位に就けた人ですよ、とひと言も二言も言いたい気分。

 で、民主党は、こんな風に言われて、どう対応するのでしょう。

 この老怪コイズミ氏の誘いの口車に乗れば、次の総選挙で民主党は苦戦を強いられるに違いありません。
 
 戦後60余年の間、事実上自民党の独裁政治でした。そこから生まれた政・官・財のトライアングル
 バブル期までの「政」と「官」を左右の頂点とした逆三角形に「財」がぶら下がる形が、コイズミ以降は「政」と「財」の二つが左右の頂点となって、「官」がぶら下がる逆三角形になっているといいます。

 各種諮問会議等に財界人の進出が著しかったですからね。

 経済同友会終身幹事の品川正治さんは、「叙勲制度をはじめ、財界にある種の『貸し』をつくって彼等をうまく操ろうとするための“仕掛け”がいっぱいあります」という政治との「距離の取り方がわからなくなっている」財界を嘆いておられます。

 そして距離の取り方がわからなさすぎた御手洗経団連会長の国会喚問はいよいよ具体化して、民主党はこの1日、衆参予算委員会で追及する方針を固めたと日刊ゲンダイが報じています。

「御手洗氏は、キヤノンの会長にとどまらず、政府の経済政策ブレーン「経済財政諮問会議」のメンバーとして、経団連をバックに大企業優遇の新自由主義経済路線を推進してきた中心的人物」 

「民主党は『偽装請負』を格差社会の根本にある元凶ととらえ、厳しい追及が必要と判断し、福田政権の格差問題に対する姿勢についても徹底的に揺さぶりをかける構えだ」

 とか。

 しっかりやってくださいよ、民主党。

 二度と、コイズミ円天もどき氏に「協力政党だ」等と言われないように。

( ↑  toxandoriaさんが、6年間のコイズミ・アベ政権とそれをはやし立てたメディアを、<円天なる詐欺師集団>に喩えています)。

 そういえば、自民党25億、民主党1億という昨年の献金実績を持つ経団連が、参院選の民主党勝利で今後これをどう配分するか、むずかしい判断を迫られているらしい。
 
  経団連と腹のさぐり合いをしながら、有権者の顔色をうかがう? 
 こそこそとうかがってばかりいれば、有権者は愛想を尽かしますよ。経団連の協力政党だ、等とも言われないように。

 
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