14日、ニュージーランド警察当局が同国北島での一連の対テロ捜査で、先住民マオリの自然保護活動家を含む14人の身柄を拘束したとAFPが伝えていますが、アルジャジーラでははっきりと「逮捕した」と報道されています。

 なんでも、テロ防止法Terrorism Suppression Actに基づいたものとしては初めての検挙とのこと。
 多くの人が火器などの武器を使用を含むトレーニングキャンプに参加していた、という情報を受けていたのだとう話しです。
「軍隊式の訓練だった」と警視総監は言うのですが。

 火器が何点か発見され、マオリ独立運動家環境保護活動家反戦グループ等が含まれているようです(この点が、拘束されたのはマオリの環境・反戦運動団体だと報じたAFPと違いますが、アルジャジーラの方は「逮捕者の民族的背景はさまざま」と説明しています)。

 銃器取締法、反防止法違反に問われているとありますが、反テロ警察隊の何ヶ月にもわたる捜査が検挙という結果につながったということで、何時間もの電話の盗聴記録ビデオ監視携帯電話の通話・テキストメッセージの傍受があったようです。

 さあて、このニュージーランド警察と現地メディアの報道はどこまで信用できるのでしょうか。
 ちょっと分かりませんが、マオリ独立運動家、環境保護活動家、反戦グループの人たちが逮捕されたこと、また固定電話・携帯電話の盗聴、ビデオによる監視等を使って捜査が続けられたことは事実でしょう。 
 また「テロ防止法」が成立しているのも事実でしょう。

 この「テロ防止法」は、私たちの政府が成立を画策してきた共謀罪を連想させます。

 つい1週間ほど前に「テロを未然に防ぐために」「令状なしの恒久的通信傍受」をブッシュ政権が求めているという記事「対テロ戦争 令状なしの盗み見・盗み聞き」を書いたばかりです。

 こうした盗み見・盗み聞きがなされて独立運動家から環境保護活動家、反戦グループまで逮捕されたことがちょっと気になります。
 
 もともとニュージーランドはイラク戦にも反対の立場を取っていたらしいのですが、2004年6月にはイラクとアフガニスタンに復興支援という名目で兵士を派遣しました。もちろん、戦争と復興が同時並行的に進められて思うように復興もできないのが現実。
 国民の批判の声を恐れて盗み見・盗み聞き捜査までしているのかな? と思いましたが、どうなんでしょう。

 WIRED VISIONによると、今米国ではFBIの盗聴網が張り巡らされているようです。
 連邦捜査局(FBI)が、ほとんどあらゆる種類の通信機器を、ポイント・アンド・クリック操作で簡単に傍受できる、高度な監視システムをひそかに開発していたとか。

 なんだか、高度監視社会の到来か! とぞっとします。

  
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