とむ丸の夢

政治屋November 4, 2007 11:44 pm

あああ、怒りも呆れも通り越して、お腹を抱えて笑ってしまった。おかしくて、情けなくって涙が出そう。

 誰のことかって、決まってるでしょっ、鳩山邦夫法務大臣です。

 31日の法務委員会で、指名もされていないのに突然、「委員長!」と手を挙げて立ち上がり、

 「思い出を話させてほしい。私が田中角栄先生の私設秘書になったとき、毎月のように、ペンタゴンがやってきて食事をごちそうしてくれた。当時、私は金がありませんから『ウナギが良い』とか『天ぷらだ』などと言ってた。私は1円も払っていない」

 と述べた話しです。

 zaraさんのブログを読みながら笑いだし、確認のために衆院TVを見て、お腹を抱えて吹き出してしまいました……そして、面白うてやがて悲しき日本の政治。

 おまけにこの方、私と同い年。
 あの時代、育ち盛りの歳は過ぎてまだ食い盛りの大学卒業したてでも、もっと神経尖らしていなかったかしら。おまけに相手は米国国防総省。自分は、今を時めく政治家の秘書。
 何の疑いも抱かずに食事についていき、この歳になっても何とも思っていない様子。あまりに無警戒・無防備すぎ。

 現職の閣僚でしょう、天然ボケと笑って済ませられないですよね。

 ちょっと脱線すると、この方のおばあちゃんは鳩山家繁栄の礎を築いたひとりですが、若かりし頃の大正年間の写真と当時の生活ぶりがこちらで覗けます。
 この鳩山家と、さらに上を行く銀行家一家、貧乏インテリ一家、3件の生活費の比較もあって、なかなかおもしろいですよ。 

「出来るだけ質素な生活」を心がけている銀行家夫人の家は、家族三人に女中が4人、赤ちゃんの子守が一人、料理番一人。夕食が「和洋八品位つけ」、夜の来客には「三円五拾銭」の仕出し!(料理番の月給が、料理以外に主人の肌着の洗濯までさせて5円の時にです)。

 格差の大きかった戦前の社会が垣間見れます。

 まあ、賢夫人の鳩山薫さんの方は主婦業の大変さを訴えておられますが、それでも5人家族に使用人4人です。 
 この鳩山家、5代にわたって東大卒業で、100年以上の間代々政治家という親の職業を受け継いでますが、ここに来て、この人材難。

 で、鳩山家は仕方ないにしろ、仕方ないでは済まされないのが私たちの国。
 CIAの情報収集に協力して、つまりスパイをしてケロッとしているのも不思議ですが、ベルトコンベアー発言にアルカイダ発言、そしてこのCIAスパイ発言と続いて、罷免されないのが不思議です。

     
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改革 11:43 pm

悪夢はまだ終わらない、の思いを強くしたのが朝8時40分過ぎのNHKニュース。

 福田ソーリをはじめとして閣僚の面々がずらりと並び、マスゾエ氏もいるところに、御手洗氏ほか経済人が顔を揃えています。

 予算のむだを徹底して排除してほしい、とソーリから指示を受けた経済財政諮問会議で民間議員が、むだを排除するためには単なる歳出の削減だけでなく、制度の仕組みなどを根本的に改める必要があるとして、政府に対して新たなプログラム を来年春をめどに取りまとめるよう提言することになった、という話しでした。 
 
 つまりさまざまな行政サービスを、民間への委託や民営化ができるかどうか「事業の仕分け」をした上で具体的な計画を作成していくとか。

 おまけに、地域経済の立 て直しについては、

地方が提案を競い合うコンペ方式を取り入れ、その中から第三者が選んだものに対 して国の補助金を今よりも使いみちを自由な形にして支出する方式を導入するよう提言が示される」

 というのですから、唖然とします。

 予算のむだを排除しようというのであれば、先ずは諮問会議メンバーの方々の、さらには与党議員の方々の利権を手離していただいた方がどれだけ効果的でしょう。

 自分の利権は温存したまま、つまり自分たちが甘い汁を吸う構造はそのままにして、民に負担を押しつけるのは、コイズミ・アベ時代といっこうに変わらない福田内閣ですね。あらためて2000年から2004年まで官房長官としてコイズミ改革を支えたことを思い出します。

 ちなみに経済財政諮問会議のメンバーは以下の方々。
pic_members.jpg
 
 八代尚宏国際基督教大学教授はかなりの規制緩和推進派で、ホワイトカラー・エグゼンプションを推進する中心人物の1人とか。

まずは八代先生が範を示して非常勤講師並みの給料で『既得権益』を手離してみてください」という声もあります。

 そんなことを言えば、僕は競争に勝ち進んで今の地位を築いたのだ。これはひとえに自分の努力と能力で勝ち得た成果だ。その成果を手離すつもりはない、なんて答えるかしら。

 丹羽宇一郎氏の伊藤忠商事といえば、先頃亡くなった、戦前・戦後を通じて妖怪の如く生き延びた瀬島龍三氏を思い出します。

 で、この丹羽氏は2006年10月の、アベ政権下ではじめての会議で、

「「競争原理を導入するということは、人事給与制度を根本的に見直していく。そうすれば、官民の人材交流とか、天下りの対策とか、あるいは談合の抑制とか、すべて解決の方向に行くだろう」

 と発言したという話しです。

 うーむ、「競争」がすべてを解決するか!? 競争原理主義、競争至上主義、競争ユートピア、何とでも呼べますが、どう呼ぼうと、むなしさがつきまといます。

 さて、東大の公共政策大学院の伊藤隆敏教授と丹羽・御手洗・八代の4氏は今年2月の会議で、「成長力強化のための大学・大学院改 革について」という提言を発表して「提言に異論はないが,大学の努力と成果をどう評価するかは難しい。大学の多様な取り組みを支援するような形,文部科学 省が一つの方法を打ち出すようなことはなるべく避けたい」と、あの伊吹文科相(当時)にさえも批判的な意見をもらっています。

 ところで、ネットで見つけた「竹中、風水氏にお伺い?」エピソード。こんなことがあったってご存じでしたか?

「日 本の金融機関の転換点になった金融制度改革で辣腕を振るった竹中氏は、激しいバッシング包囲網の中で、『風水師』にお伺いをたてた。この時、『西北の 方向へ行け』とアドバイスされた。その方向は一橋大学だったので、竹中氏は夜の11時ごろ、大学の正門の前で成功を祈願した」

 一橋関係者の集まりで紹介暴露されたようですが。

  
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政治屋 11:42 pm

昨日のエントリー「友人の友人はアルカイダ 鳩山法相」でお伝えしました鳩山法相の外国特派員協会でのスピーチですが、このとき、死刑廃止についても見解を語っていたようです。それについては同エントリーに追記しました。

 さて、29日の証人喚問の裏で、戦々恐々の人たちがかなりいました、と「東京脱力新聞」で上杉隆さんが伝えています。

 久間章生元防衛大臣、山崎拓元自民党幹事長、飯島勲元首相秘書官、額賀福志郎財務大臣の4人だそうです。

 久間・山崎・額賀の3氏は聞いていましたが、飯島氏までお仲間だったの?
 そういえば、守屋、飯島のお二人は、なんだか風貌が似ていますし、旧知の間柄だったようです。もちろん、飯島氏が関わっているということは、コイズミ純一郎氏にも繋がっていくのだろうなあ、と思っていますが。

 で、久間・山崎・額賀・飯島の4氏は、米軍再編問題を調べていくと、いろいろとゾロゾロ出てくる顔ぶれです。

 2004年の参院選直後の7月、サンフランシスコで米軍再編についての日米協議が行われました。
 ここで世界的な米軍再編の一環として従来から提案されていた米陸軍第一軍団司令部野キャンプ座間移転、第五空軍司令部のグアム移転、普天間飛行場の移設等について、日本側の決断を待ってしびれを切らした米国側が詳細なスケジュールを日本側に突きつけてきます。

 それまで方向性を示さず、さらに政権に対するマイナスイメージを嫌って基地再編問題に蓋をしてきたコイズミ政権は慌てますが、一応自民党が10月に日米安保・基地再編合同調査会を設け、この座長が元防衛庁長官の額賀氏でした。

 まあ、このあたりの日米交渉の経緯を読んでいると、“政権担当能力”を力説する自民党だけれど、もともとこの党にはそんな能力はなかったのではないか、という思いを強くします。

 米軍再編問題に政府をあげて取り組め、とコイズミ首相(当時)に働きがけたのが守屋事務次官(当時)で、官房副長官の反対にあって橋渡しを頼まれたのが飯島秘書官
 日本の安全保障と合致するように積極的に米国に提案しよう、と首相に進言して防衛庁(当時)の意向を汲んだ動きを見せたのが、山崎氏(←守屋氏と太いパイプを持つ、と上杉さんは言われてます)。

 この年の9月、守屋事務次官の進言を黙って聞いていたコイズミ首相は、「いい話じゃないか。やろうじゃないか」と応じたそうですが、“いい話”というのはもしかしたら“美味しい話し”だったのかもしれませんね。

 その年が開けた2005年の2月、ワシントンの2プラス2で、日米の共通戦略目標が合意され、在日米軍再編等の協議加速が確認されます。

 で、この時要注意国として名指しされたのが「中国」です。日米の安保関係文書に初めてその国名が明記されたのもこの時といいます。

 こうして「東アジア共同体構想」を強く牽制する米国と連携を深め、アジア太平洋地域の「不測の事態に備える能力の維持」を建前に軍備増強と米軍再編計画が進んでいくことになります。

 この時、裏では利権の分捕り合いが画策されていたのでしょうね。

 想い出すのが、3月の森田実さんの徳山講演で聞いてきた米軍再編に伴う日本側出費のおかしさです。1例が米軍住居の建設。1基何億とかの戦闘機エンジンの話しだけではないのでしょう。
 
 一戸あたり72万ドル8640万円の住宅を8,000戸、日本側の負担でグァムに建設するというものですが、米国国内でこの住宅建設の入札を行うと、1戸あたり17万ドルですむそうです。

 差額の55万ドルはどこへ行ってしまうのでしょうか。それとも、もう行ってしまったのでしょうか?

 55×8000=440000万 つまり8,000戸分で44億ドル 
 1ドル114.42円で換算すると、5,034億4,800万円 !!

 ううう、すごい!

 国民には増税を課して負担をふやし、米国には大盤ふるまいの怪の陰にはどんな妖怪が住みついているのでしょうか。
 
 日米双方とも、政治屋さん達のお腹、というか財布は、ザルか底なしなのか。

 
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民主主義 11:40 pm

外出先の車の中で小沢さんの辞意表明会見を聞きました。

(連立政権に向けた)政策協議をすれば、(参院選で示した)国民との約束を実行することが可能になる、という言葉が吐かれたとき、この方の連立への執心を感じ、何とも言い難いいらだちを覚えました。

 国民との約束? 例のマニフェストのことか。でも有権者が民主党へ託した想いは、個々のマニフェストそのものより、もっと大本のことではなかったか。

・ 数を頼んだ自公政権の得手勝手な国会運営に待ったをかけること
・ 与党政治家と官僚たちの既得権益・利権漁りにメスを入れ、政治をもっと公正・公平なものにすること
・ そのためには国政調査権も使い、国民の目に見える形で情報を公開し、政治の透明度を高めること

 等々を願った有権者が、自公の独裁的な手法に怒りをぶつけるべく民主党に一票を投じたのではなかったか。

 より成熟した民主主義を期待して、これまではまったく自公の都合のみで政策決定・国会運営がなされていたのを、少しでも国民のための政治が行われるように民主党に一票を託した有権者が多かったのではないか。

 国民の生活を犠牲にして、米国追従一辺倒な政治に嫌気が差していた、あるいは怒りを感じていた人も多かっただろうしし。

 民主党が唱えたマニフェストも、そうした国民の声に根拠を求めることができるものであれば支持できるが、単に字面に表された事柄のみを現実化させることだけが目的となっても、頷けない。仏つくって魂入れず、みたいだ。
 公明党が選挙の時によく唱える、公約実現率90何%とかいうのと同じ結果になるだけだ。

 公明党の愚策のひとつ地域振興券は、そもそも、何が目的だったのか考えると、想い出すだけでも腹立たしい。あんなもの、実現すべきではなかったのに。
 あれが地域振興に役立っただろうか、シャッター通りが回避されただろうか。

 ひとつでも二つでも多く《約束》を実現して《実績を作る》ことばかりに追われるのは、本末転倒だ、

 という具合にさまざまな思いが頭の中を駆け巡り、ちょっと怒りがヒートアップ。

 なんだかんだ言いながらも、私たちの国がもっと民主的な政治を進めていく大きな力となるように少しは民主党に期待したのに、いったい、いつから連立に乗ることを考えていたのか、とも疑いたくなりますね。

 結局、大連立構想という爆弾の仕込みに自民党は成功したわけ?
 連立が受け入れられようとも拒否されようとも、自民党は成果が得られる、という見通しだったのでしょうか。

 それにしても、渡辺恒夫とか中曽根康弘とか、前世紀の、ではなく《前時代の遺物》に翻弄されるのはいい加減にしてほしい! 

    
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