悪夢はまだ終わらない、の思いを強くしたのが朝8時40分過ぎのNHKニュース。
福田ソーリをはじめとして閣僚の面々がずらりと並び、マスゾエ氏もいるところに、御手洗氏ほか経済人が顔を揃えています。
予算のむだを徹底して排除してほしい、とソーリから指示を受けた経済財政諮問会議で民間議員が、むだを排除するためには単なる歳出の削減だけでなく、制度の仕組みなどを根本的に改める必要があるとして、政府に対して新たなプログラム を来年春をめどに取りまとめるよう提言することになった、という話しでした。
つまりさまざまな行政サービスを、民間への委託や民営化ができるかどうか「事業の仕分け」をした上で具体的な計画を作成していくとか。
おまけに、地域経済の立 て直しについては、
「地方が提案を競い合うコンペ方式を取り入れ、その中から第三者が選んだものに対 して国の補助金を今よりも使いみちを自由な形にして支出する方式を導入するよう提言が示される」
というのですから、唖然とします。
予算のむだを排除しようというのであれば、先ずは諮問会議メンバーの方々の、さらには与党議員の方々の利権を手離していただいた方がどれだけ効果的でしょう。
自分の利権は温存したまま、つまり自分たちが甘い汁を吸う構造はそのままにして、民に負担を押しつけるのは、コイズミ・アベ時代といっこうに変わらない福田内閣ですね。あらためて2000年から2004年まで官房長官としてコイズミ改革を支えたことを思い出します。
ちなみに経済財政諮問会議のメンバーは以下の方々。
八代尚宏国際基督教大学教授はかなりの規制緩和推進派で、ホワイトカラー・エグゼンプションを推進する中心人物の1人とか。
「まずは八代先生が範を示して非常勤講師並みの給料で『既得権益』を手離してみてください」という声もあります。
そんなことを言えば、僕は競争に勝ち進んで今の地位を築いたのだ。これはひとえに自分の努力と能力で勝ち得た成果だ。その成果を手離すつもりはない、なんて答えるかしら。
丹羽宇一郎氏の伊藤忠商事といえば、先頃亡くなった、戦前・戦後を通じて妖怪の如く生き延びた瀬島龍三氏を思い出します。
で、この丹羽氏は2006年10月の、アベ政権下ではじめての会議で、
「「競争原理を導入するということは、人事給与制度を根本的に見直していく。そうすれば、官民の人材交流とか、天下りの対策とか、あるいは談合の抑制とか、すべて解決の方向に行くだろう」
と発言したという話しです。
うーむ、「競争」がすべてを解決するか!? 競争原理主義、競争至上主義、競争ユートピア、何とでも呼べますが、どう呼ぼうと、むなしさがつきまといます。
さて、東大の公共政策大学院の伊藤隆敏教授と丹羽・御手洗・八代の4氏は今年2月の会議で、「成長力強化のための大学・大学院改 革について」という提言を発表して「提言に異論はないが,大学の努力と成果をどう評価するかは難しい。大学の多様な取り組みを支援するような形,文部科学 省が一つの方法を打ち出すようなことはなるべく避けたい」と、あの伊吹文科相(当時)にさえも批判的な意見をもらっています。
ところで、ネットで見つけた「竹中、風水氏にお伺い?」エピソード。こんなことがあったってご存じでしたか?
「日 本の金融機関の転換点になった金融制度改革で辣腕を振るった竹中氏は、激しいバッシング包囲網の中で、『風水師』にお伺いをたてた。この時、『西北の 方向へ行け』とアドバイスされた。その方向は一橋大学だったので、竹中氏は夜の11時ごろ、大学の正門の前で成功を祈願した」
一橋関係者の集まりで紹介暴露されたようですが。
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