今日の毎日夕刊、手に取るなり、胸の奥にどーんと鉛の玉を仕込まれたような、何ともいえぬ気分になってしまいました。

「ネット情報も規制 通信・放送法制を統合」
「電子投票 国政選挙に 自公民、年明け施行に合意」
「首相、衆院再可決に意向 新テロ法案 国会再延長を調整」

 等々の第1面を飾る見出し。

 初めてTB頂いた「駄文徒然日記」さんも「休まるときがないよ…」で同じニュースを問題にしています。私も、心の休まるときがありません。

 紙面をめくれば、60年代の三船敏郎と石原裕次郎。
 実は私、人気絶頂だったころの石原裕次郎、どこがいいのかさっぱりわからないなあ、と子供心に疑問を抱いた覚えがあります。私よりもう少し上の世代の方々が夢中になったのでしょうか。

 さらにめくると、怪しげな目つきの男女3人。
 中西寛京大教授、加藤洋子東大准教授、そしてジャーナリストの武田徹、といった面々。写真で見る限り、正直言って頭がクラクラしそうな面構えの方々です。

「安倍政権の大失敗は、与党が参院でも多数派だった選挙前に、テロ特措法を延長しなかったことだ」という中西氏は、「海上給油すらしない日本は『国際社会のショバ代を払っていない』といわれかねない」と言う。

「福 田康夫首相と小沢代表による、予算配分や安全保障上の了解を前提とした大連立は、選挙民への裏切りではないと思う。参院よりもずっと手ごわい貴族院を相手 としていた大正時代の原敬の粘り強い交渉ぶりを思い出しつつ、交渉を重ねるべきだ。だが、次の総選挙を自民が急ぎ、そこでも民主が過半数を制する構図を見 たい人びとにとっては『続きはCMの後で』といわれたような気分なのだろう」と加藤氏は述べる。

「確かに先の参院選は本当の意味での選挙 ではなく、政府への批判票のかたちで年金制度への不安感を表明したものだったように思う。だから仮に民主党が与党なら民主が負けていたのではないか。社会 不安が政党政治のスケールを超えて影響力を発揮し始めている怖さを感じる」と語るのは武田氏。

 第5面の半分を占める鼎談ですから、もっといろいろしゃべっているのですが、読後の言いしれぬ不快感、薄気味悪さはどうでしょう! 

  中西氏の海上給油論は、いい加減耳にたこができるほど言い交わされた“いかにも”の主張ですが、加藤氏の言い分がいまいち分かりません。なんだか傲慢な語 り口のみが印象に残ります。「予算配分や安全保障上の了解を前提とした」ものだからと大連立を肯定するだけでは言葉足らず。

(ここでどう でもいいことですが、ちょっと気になってしまったので。加藤陽子氏は、どうしてテーラードスーツに真珠の一重のネックレス、というお決まりのスタイルで登 場するのでしょうかね。なんだかその感覚が、どうも居心地悪いというか何というか。まあ、似合っていればいいのでしょうが)。

 それと武田氏が口にした「本当の意味での選挙」という言葉が気になります。

 そんな選挙があった? あったとすればいつ? とご本人に尋ねたい。

 だいたい、どんな選挙が「本当の意味での選挙」になるのでしょうか。
 社会不安が選挙に影響力を与えたことに怖さを感じるといいますが、ここまで不安の渦巻く社会をつくってきたのはいったい誰だったのか、何だったのか、と苛立たしさを覚えます。

 で、この3人が、毎日の「雑誌を読む」コーナーの執筆者だったらしい。そういえば私は、面白くないのでこのコーナーはほとんど読んだことがなかったのです。

(すみません。少々疲れて今日はこの辺で)。
 

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