そのgoo時代に、今回府知事選に立候補した橋下氏について、参院選に立候補か!? といった記事を書きました。当時から暴言とコイズミ氏への賛辞を惜しまなかったこの人に、政治への関心も並々ならぬものを感じていましたから。
それが今年の参院選候補の中に見あたらず、うん? 私の勘も鈍ったかな、と思っていたのですが、それが大阪府知事に立候補するとは……まあ、それほど外れたわけではない、とホッとするのもとんでもない、というような人物ですよね。
で、この人がどのような人かといえば、「行列のできる……」で競演している北村晴男弁護士の出馬についてのコメントによく表れています。
「出れば通るだろうけど、全く期待していない」
「昔、橋下が『売春はODAみたいなもの』という発言を聞いた時、こいつ、頭がおかしいのかと思った。彼は思ったことをすぐに口にするタイ プ。府知事になったら相当苦労するでしょう」
等々。
この「売春はODAみたいなもの」発言とは、2003年の日本人団体による中国広東省珠海市での集団買春騒動に関して、「日本人による買春は中国へのODA(政府開発援助)みたいなもの」というもので、その後涙ながらに謝罪して発言をしたテレビ番組を降板したようです。
それが「能や狂言が好きな人は変質者」という発言に続いて2度目の問題化だったというのですから、問題化していないものもまだまだいっぱいあるのでしょうね。そのあたりはご本人も承知しているようです。
確信犯としてなされたこうした発言にもかかわらずその後も重宝してきたTV局そのものにも、昨今のメディアの姿勢がよく表れています。
テレビ局そのものが、こうした悪意と偏見に満ちた発言を歓迎しているのかもしれません。
この種の発言に拍手喝采をする人たちもいそうですし。
橋下氏はそうした人たちにおもねているのか? とも考えてみましたが、やはりご本人そのものの世界観と人柄の表れでしょう。
ひとつのグループに属する人たちを見下してつばを吐きかけることによってしかカタルシスがえられない、いやカタルシスは不適切ですね、やはり「留飲」を下げられないのだ、としか言いようがありません。
生の根源が目の前に示される悲劇を見て魂が浄化されたのがカタルシスですが、橋下氏の発言から生まれるのは、魂の浄化とは対極にあるものでしょう?
と考えてみると、そんな橋下氏に代表される悪意と偏見に満ちた意見におもねてきたのは、テレビ局です。
で、テレビの中でトリックスター的な存在としてもてはやされてきたその橋下氏が何を勘違いしたのか血迷ったのか、大阪府の政治の舵取りをしようというのですから、府民のみならず私まで頭が痛くなりそう(トリックスターも違うかな。だからトリックスター「的」)。
これなら参院選に出ていてくれた方がまだましだった、と考えると、自治体の長、そして一地方自治体とはいえ、大阪府の持つ意味の大きさが思われます。
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