「冗談」みたいな選挙が、「悪い冗談」みたいな結果になってしまいましたね。
ああ、選挙は人気投票か、とため息をつきながら、とにもかくにも「変化」を望んだ府民が多かったのだろう、と思いました。
何かやってくれそうな期待感がそれを後押ししたのかな、とはたから見て感じていますが、どうなんでしょう。
空気を見るに敏な人。
自分が何を求められているか掴み、その役柄にうまく乗ってこられたからこそ、タレントとして成功したのでしょう。
立候補を決めてさっそくチャパツを黒髪に直し、濃紺スーツに着替えるなど世間の空気をキャッチする現実感覚を持っている人ですから、府知事の“役割”をどうこなすか、橋下氏に票を投じた人も投じなかった人も、当然しっかり見ていく必要がありますね。
この人の当確が出たとき、少々白けた気分で見たフーテンの寅さん。
画面に漂う“情”の濃さを眺めながら、こうした人の心に分け入っていくと支持が得られるのだろうか、という疑問が頭をよぎりました。
でも、これって、70年代だものね、当時は庶民が今よりずっと元気だったし、街も猥雑だったし。何より、エネルギーに満ちていたものね……等々ひとりごと。
エネルギーに引き寄せられた、磁力に引き寄せられた、そんな場面を昨日の大阪に描いてみましたが、どうなんでしょう。
分別くさいことは要らない! 元気であればいい! なんて声が聞こえてきたような気がします。
「まちづくり」といえば、街に活気を呼び戻そう、街を元気にしよう、というかけ声が聞こえてきます。
街の元気も人の元気も奪っておいて、その上で、エネルギーに餓えた人びとに幻想を振る舞う……そんな高度な作戦が実行中なんて考えたくありませんが。
元気なだけで、威勢だけでものごとが進んでいくならば、知恵も良心もいりません。
でも、威勢の良さに乗って、ジャンプすることを選択したんでしょうね。
不安と心配を振り切って、やらせてみようと知事を選んだ府民のみなさんが、その声をしっかりと行政に届け、その目で行政の言うことすることを一つ一つ見ていきますよう、という願いが空しくなりませんように!
行き着くところまで行くだけかな? と、ちらっと不安が頭をかすめますが。
JAXVNさん、bronksさん、拍手コメントをありがとうございました。
JAXVNさん、そのまんま氏の当選も、この人の当選も、“仕掛け”になりましたね。
bronksさん、「信」という言葉も、橋下氏にあっては羽根のように軽いですね。
