冤罪を生み出す環境をそのままにして規制の網ばかり広げ、目を細かくして、いったい何を捕らえようとしているの?
近ごろ、生まれ育ってきたこの私たちの社会が、ちょうど湿気を吸って徐々に崩れていく砂糖菓子の塊のように、ズルズルと鈍い音をたてて崩壊していくような怖さを感じています。
街に出ればいつもの見慣れた光景が広がり、耳に入るざわめきも毎度お馴染みのものだけれど。
昨日のスーパーではおばさん同士の連れが、みんな上がってるけんねえ、といいながら傍らを過ぎていきましたが、それだけではないのよ、という言葉が喉まで上がってきました。
市民生活に対する規制の網がどんどん広がってきて、その網目も細かくなってきていませんか。
なんでこんな社会に? という思いが胸いっぱいに広がって、“とてつもなく”気色悪い日本になっていくような気さえします。
自民党高市早苗氏がとりまとめたネット規制法案、
同じく自民党稲田朋美・有本治子両氏の映画『靖国』への横やり・上映阻止活動、
広告塔なのでしょうか、アグネス・チャンが旗を振る、国連ユニセフとは別物の“財団法人日本ユネスコ協会”の「児童ポルノ規制」と、自民党高市早苗氏が推進する児童ポルノ法改悪改正などなど。
なお、ネット規制、児童ポルノ法改正については民主党も関わっています。
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「千葉景子総務委員長(児童買春・児童ポルノ処罰チーム法改正案検討チーム座長)、神本美恵子『次の内閣』ネクスト子ども・男女共同参画担当大臣、小宮山 洋子ネクスト文部科学大臣らの女性議員は2日、党本部でトーマス・シーファー駐日米国大使と『児童ポルノ規制』をめぐり意見交換し」、
「日本での法規制強化、単純保持を処罰の対象にした場合、警察権力の乱用につながることへの危惧も示され、このようなことがないことがしっかりと示せないといけない」という日本側の指摘に対して大使側からは、
「今虐待されている子どもを救うことを優先すべきではないか、乱用をしたいと思えば他のことでもできてしまう。保持の定義をしっかりするなど、乱用につながらない取り組みはできる、といった意見が出された」
等々。
民主党高井美穂氏は、
「 私が事務局長として議員立法を進めている『子どもが安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案』の中間報告が、民主党『次の内閣』で了承されました。
携帯やPCを通じてのインターネットに、子どもが犯罪に巻き込まれる情報が氾濫している状況に危機を感じ、一昨年秋、私が国会で初めて取り上げたのがきっかけです」
など、ご自身のサイトで述べている。。。
プロフィールを見れば、なんだ、うちの子と同じ歳……。
このくらいの若いお母さんたちって、いい子を育てたい、というエネルギーはものすごい。
でも、「禁止すればすべからくことはうまく納まる」ような錯覚を持ちがちなんだよなあ、とぼやきたくなります。高井氏がおかあさんかどうか知りませんが。
現行の児童ポルノ法の改定で問題になること、つまり「児童ポルノの単純所持の違法・処罰」化では、悪意のあるものではなく善意の人間が容疑の対象になる恐れが大きいことをどう考えているのか、納得できるような説明が見あたりません。
ただただ、児童ポルノは絶対ダメというだけ。
「『児童ポルノ法改正』に潜む危険」を小寺信良氏が分かりやすく書かれていますので、ぜひご一読下さい。ことに、氏も言われていますが、青少年に対する性的虐待をなくす、という目的が、なぜこうもすぐあぶなっかしい規制になってしまうのか、財団法人日本ユニセフ協会の怪しさもあわせて何とも理解しがたいところです。
今回の規制について、「自民党の『児童ポルノ禁止法見直しに関する小委員会』(森山真弓小委員長)は10日の会合で、性的な姿態を写実的に描いたアニメや CGなど被写体が実在し ない創作物について、規制を見送ることで一致した」ということですが、ご存じ高市早苗同小委員会事務局長はこんなことを言っているそうです。
速やかに法改正の第1弾を行うための現実的判断だ。 (毎日jp10日)
今回は見送っても、第2弾、第3弾があるぞっ! ということでしょ?
1999年に制定された法律では効果がないからと、一層強化して締め付けをするのが今回。次回はどうなるか、分かりませんが、高市氏の胸の中ではもう決まっているのかもしれませんね。
冤罪を生み出す環境をそのままにして規制の網ばかり広げ、目を細かくして、いったい何を捕らえようとしているのでしょうか。
こうして市民生活はいよいよ不自由になって、物価高と合わせて二重苦。年金の不備をあわせれば、三重苦です。
窒息しそう。
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