*追記があります。

 昨晩の『太田総理』。

 家人がつけていたテレビをチラッと目にしたところ、千秋が学校に防犯ビデオを備えつけろ、と息巻いてました。
 だいたい、若目も含めて、若い女性は断然その意見を支持。中学生らしい女性まで設置を強く主張。

 一方、反対派の筆頭は、アベお友達内閣の島村宜伸の他には、和泉節子、金美齢、原口一博、現役(?)教師等々。
 和泉節子氏が滔々と日本の伝統精神云々を述べ、原口氏はガーディアン・エンジェルスを推奨しながら、ひたすら予算の問題を唱える。
(たしかガーディアン・エンジェルスは統一教会系だ、とどこかで読んだ記憶があるのですが、どうなんでしょうね)。

 また島村氏をはじめとして超保守の方々がことごとく反対意見を述べていたのは精神論をいわんが為、と分かりました。
 あまりのばからしさに私はその場を離れたましたから、その後の採決がどうなったのか、まったく知りません。

 それでも、娯楽番組だからおもしろさを狙っているのだろうとは思っても、防犯ビデオを設置して学校での子供たちや教師の行動を監視すべきだ、と若い女性陣があまりに真剣に考えているふしが見てとれて、なんとも嫌な気分になりました。

 とかく若い母親は、自分の子供たちの行動を把握したがります。
 まるで自分が腹を痛めた子供たちが何しているのか、何から何まで知ってないと落ち着かない、というように。

 我が子の安全を願う気持は、やがて簡単に我が子への期待へと転化します。
 他人の手厳しい子ども批判にも母親は耐えねばなりません。なぜ、って世の中の人が期待するような良い子なんて、そうそういるものではないからです。
 
 子どもは天使であると同時に悪魔でもあります。でも、天使100%の子どもも悪魔100%の子どもも存在しません。

 子どもたちが大人の厳しい追及の手から逃れる術を学ぶのも、生きる力だと思う。 
 大人が100%子どもたちを把握するのは無理ですし、してはいけないと思う。
 
 幼いうちは、我が子であっても、親にも分からないことがたくさんあります。
 多分子ども自身、初めての人生に対してどのように向かい合えばいいのか分からないことがいっぱいあるのだと思います。
 失敗を咎めるだけでなく、失敗した子ども自身を受け入れられる大人や、子どもにとってのそれなりの逃げ道も必要です。

 昔、子どもに初めて小遣いをやるとき、小遣い帳を作らせようとしたことがありますが、3日坊主どころか、1回たりとも記入しないうちに、そのノートは他に転用する羽目になりました。
 いったい小遣いはどこへ消えたか、何を買ったか、そんな追求は要らない。家計簿をつけない親が、子どもに小遣い帳を作らせようとしたこと自体が間違いだ、とまもなく気づいたからです。

 残念ながら子どもの行動を把握する必要があるときも現実にはあるでしょうが、それと監視カメラ設置は別でしょう。

 なにより、監視社会への危機感、常時監視されていることを気味が悪いと感じる心が、学校に防犯カメラを! と主張する女性たちになかったことが、私には衝撃でした。
 もっとも、それも単なる芸に過ぎない、まともに受けとめる方がおかしい、というのであればちょっとはホットできるのですが。

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*追記

 大津留公彦さんからお知らせいただいたところによると、防犯ビデオが各学校と通学路に設置しますという千秋のマニフェストは賛成が反対を上まわり、可決されたそうです。

 このマニフェストを支持する側のかなり本気のムードはインパクトが強かったですからね。