コンディとヒロ:ファーストネームの呼び合いも外交戦略? コイズミ・ジュニアのことなど
外交下手の日本の切り札がファーストネームの呼び合いなのかしら? と目が点になったニュース。
「これからは『ヒロ』と呼んで」。
中曽根弘文外相は26日のライス米国務長官との初会談でこう語り、親密な関係づくりに努めたとか。
ジョージ-ジュンイチロウとか、ライス-マダム・スシを持ち出すまでもなく、中曽根氏の父親が、かつてロン・ヤス関係を作り上げて悦に入ってましたね。
小にくいテクニックよね(恥ずかし~い)。
中曽根氏が会談の最後に「いつでも電話で連絡がとれるようにしたい」と伝えたところ、ライス氏は、「自分のことは「コンディー」と呼んでください」と応じたんですって。
コンディー-ヒロか……ライスさんは、思い通りになるなら、お安いご用よね。
しかし、コンディーさん、来年はどうなるかわかりません。オバマ氏が大統領になれば当然今の職に留まってはいられないでしょうし、仮にマケイン氏になったところで、交替じゃないでしょうかね。
いわば、あと3か月の国務長官。
ファーストネームで呼び合うことがアソウ氏長年のテーマ“価値観外交”の戦略の一つだとしても、たったこの先3か月しか通用しない手ですよ。
いや、それだけあれば十分……かもしれません。
さて、26日の産経。
「 小泉純一郎元首相が政界引退を固めた直接のきっかけは、麻生太郎首相の圧勝に終わった自民党総裁選にある。今回の総裁選で、小泉氏は自らが主導した構造 改革路線が党内では歓迎されなくなった現実を確認した。党外に活路を求め、政界再編に走る手もあったが、そこまでの気力は今の小泉氏には残っていなかっ た。
…… 」
まあ、産経に限らずそんな論調が多いけれど、“失意のコイズミ純一郎”を演出する必要はないと思う。
引退と次男進次郎氏が後継になることについては以前から言われていたことではなかったかしら。
そのために、次男をコロンビア大学院と米国有名シンクタンクに預けて箔を付けさせたわけだろうし。
このコイズミJr.について、「きわめて有能だと思う」とアソー氏は評したようですが、この言葉からは父親に代わってコイズミ進次郎を自民党の宣伝に使おう、という思惑がちらほらみえてきます。
また、進次郎氏のアメリカ遊学成果はかなり疑わしい話しではないか、ととれる記事がこちら。
コロンビア大学院入学について、そこでは以下のように言われています。
「米 国の大学院は英語力や学部時代の成績以上に、推薦状が大きな力を発揮します。進次郎氏ならば政治家や著名な学者の推薦状をもらえるでしょう。ま た、“コネ入学”ではなくても父親が総理在任中の留学ですから、大学にとっては日本の有力者との人脈を築くためにも、ぜひ確保し たいという思惑はあるでしょう」
ブッシュ・ジュニアのハーバード・ビジネススクール入学についても、霍見芳浩氏がそうした枠で可能になったものであることを証言していました。
シンクタンク就職については、thetheさんは以下のような評。
「……
た だ進次郎氏が英語ができたとしても、この研究所の仕事についていけるかは疑問です。おそらく他の日本人職員がメンター(指導教授)につくと思いますが、 彼が2008年までにどのような論文を発表するかなどに注目したいと思います。まあ借りにできなくても、アメリカが仕込みを入れるために、入所させたと考 えれば別に不思議ではありません。ただし小泉首相のポピュリスト的な手法は、上記の大物達のお気に召す所では間違いなくないはずなので、政治的な思想は、 小泉首相とは異なったものになっていることでしょう」。
このシンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)での小泉ジュニアがマイケル・グリーン氏と共同で書いたという論文についてはジャパンハンドラーと国際金融情報さんのこちらに記事が。
「マイケルもこんなJr.の指導係を引き受けさせられて大変だなあと思います」
とジャパンハンドラーと国際金融情報さんは言われていますが、一番大変なのは、“人気者政治家2世”として彼を押しつけられる私たち日本国民かもしれません。
