東国原氏―縁日のいかがわしさ・にぎにぎしさを思い起こさせるが
この秋、民放各局がお笑い番組に見切りをつけ始めたとか。
ちょっとほっとしてます。
求めずとも目や耳に飛び込んでくるあの騒々しさが多少でも減るのは、やっぱり快い。
あのテレビの喧噪の中から生まれたきわどさに感覚を刺激されて、人はつい目を向けてしまうのでしょうか。
俗物臭、生臭さがぷんぷん。
一昔前の縁日に立ち並ぶ見せ物小屋が醸し出すいかがわしささえ感じさせるのは、なるほど政治の世界とも通じ合うのか、と辟易しながらも認めざるを得ない、ジャパン・ドリームをその手で掴んだ元芸人。
誰のことかといえば、東国原宮崎県知事。
(横道に逸れますが、「ひがしこくばる」と「原」を「はる」とか「ばる」と読むのは九州です。現代でも掃除の「掃く」について「はく」ではなく「はわく」と言ったりするのを耳にしますが、語源はどこなのでしょう?)
まがまがしさを漂わせながら愛嬌を振りまき、それでいて相手の異論反論を許さぬ強引さは都知事・府知事とも共通していていますから、以下のようなニュースにも特別驚くことはありませんでした。
「じゃあ知事になれば」東国原氏逆切れ 宮崎県議会一般質問 議長が注意 謝罪
9月27日西日本
宮崎県の東国原英夫知事は26日、県議会の一般質問で「知事は『マニフェスト達成はおおむね順調』と言うが、私なら『厳しい』との表現にする」 と述べた 議員に対し、「私だったらと言うが、そういう(知事の)立場におなりになったらどうですか、じゃあ」と発言。議長から「議会には品位がある。挑発的な答弁 は控えてほしい」などと注意され、発言を撤回、謝罪した。
……
9月25日に宮崎県庁で次期衆院選での「中立」を宣言したこの方は、民主党が「予算の総組み替え」により22兆円を捻出するという政策に「財源の根拠が ない」と疑問符を付け、「聞き心地のよい文言を並べるだけでは、優秀なマニフェストとは言えない」とくぎを刺したばかりですからね。
さらに計算高さはいわずもがな。
東国原知事後援会、支払い前のパーティー券に領収書同封
2008年9月6日6時59分 asahi.com
宮崎県の東国原英夫知事の後援会が12日に開く政治資金パーティーで、後援会から有権 者や県議らに届けられたパーティー券に領収証が同封されていたこと が5日、わかった。県議らは事前に代金を支払っていたわけではなく、「無料招待券なのか」「カラ領収証では」と困惑気味。日付とあて名は空欄になってお り、税法の専門家は「領収証の要件を満たしておらず、不適切」と指摘する。後援会側は「当日の作業の簡素化のため」と説明している。
パーティの料金は1万円。45人の県議の大半に届けられ、配ったおよそ1,000人全員に領収書が添付されていたらしい。
そうしたパーティを昨年5回、今年6回開いたが券は1枚5000~1万円で、1回当たり200~1000枚をさばいたのだとか。
その結果6,000万集金。
<政治資金>東国原・宮崎県知事 パーティ券で6000万円集金/「脱談合」の建設業界からも
9月30日 毎日
宮崎県の東国原英夫知事が昨年1月の就任後、11回の政治資金パーティーを開き、約6000万円を集めたことが分かった。30日、県選管が公表した政治 資金収支報告書によると、購入先・引受手には個人のほか、建設業界や各種経済団体、県内有力企業が並ぶ。東国原英夫知事は「特定の政党に入っていないが、 政治活動には資金が必要。さまざまな人と広く意見交換をするためにもパーティー方式での集金を取った」としている。何なのでしょう、これは?
目新しい知事として県民を狂喜させてきた人だけれど、ごく普通の、旧来の利権政治家とちっとも変わらないですね。
