こういう発想はどこから出てくるのか、ちょっと分からない、政府と自民党と公明党が合意した“皆さんにお金を配りましょう”という政策。

「定額減税」とか「給付方式」とか、ご大層な名前が付いてますが、政策とはとても言えません。

 いつから日本の政府は慈善団体になったんでしょう? 
 慈善が必要にならないように、しっかりした政治が必要よね。

 おまけに自動料金収受システム(ETC)をつけた車に限り、休日(土日祝日)に1回1000円で“好きなだけ走りなさい”という割引サービスも始めるのだとか。

 もう、完全に、ローマ帝国の「パンとサーカス」の政治のレベルです。

 ローマよりもっとひどいのは、皇帝や貴族といった大金持ちが自分の責任で、つまり自分の財産を使ってパンとサーカスを提供したローマ対して、今回の政府・自民・公明は、自分の懐はまったく痛めることなく、国民から集めた税金で提供すること。

 人気取りに配るパンとサーカス用のクーポン券の代金は、後から消費税で払え!! ということでしょうね。

 そしてここに来てまた、例のあの人が。

 この“定額減税”とやらの古典的人気とり政策について、

「少しでも税負担が軽減されれば、地方の暮らしは楽になることが期待できる」

 と評価した東国原知事が、公明党の選挙用宣伝DVDに出演しているという話し。

 政治や地方自治を勉強したとかいうのも、このレベルですか? 
 
 で、合意する方もする方ですが、この手の景気対策がいつも公明党から出てくるのはなぜでしょう? 

 10年ほど前の地域振興券は教訓になっていないのでしょうか?

 もともと98年の参議院選挙で公明党が、「1人あたり3万円の商品券配布」と公約にしたものらしいのですが、信者からもれなく一定以上のお金を集める《財務》の逆発想の気がしないでもないですね。
 
 昭和30年代半ば、(ほとんど惰性だったかもしれませんが)日本中の子供たちをテレビの前に釘付けにした「ポパイ」で、オリーブが大統領選に立候補したことを思い出しました。
 オリーブはあの夢みるような目つきの高~い声で、(大統領になれば)「女性には絹のストッキングを!」配ります、と公約に掲げたのです。

 当時すでにナイロン・ストッキングが世を制していた時代ですが、かつて絹の靴下は女性の憧れだったのか、と納得しながらも、子ども心に馬鹿で素っ頓狂な公約だ、と思ったものです。
(でも、妙に生々しく目に映り、今だにこの画面を覚えているのです)。

“ローマのパンとサーカス”か、あるいは“オリーブの絹のストッキング”か。

 まあ、せいぜいそんなレベルの話しだと思うのですが、現実に政権が政策として採用してしまうところがなんともいかがわしい話しですね。

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